1万6千8百本

梅の花にミツバチ達がきています。生きる=動く、「動」の時期に入りました。

今年から借りる田んぼのお隣りの方に聞いた話です。

「若い頃、50町歩の山に1万6千8百本のヒノキを植えた。節の無い材木にすると1万円が1万5千円になる。それには直径14cmになるまで10年間は枝打ち。冬、モモまである雪の中を梯子を運んで、戻ってチェンソー運んで。枝打ちしていると腕にこんなに雪が積もってな。日が当たるように下草を刈って、間伐も全部自分でしてきた。軽トラが入れるように150mの道も作った。最後には7千5百本くらいになるかな。材木になるのは80年後だよ。息子か孫の代。

働いてた時は60kgの米を担いで、トラックに山のように積んで。あんたはなんとか農法もいいけど、えれぇことせずに儲かるもっと新しい農業やりなよ。」