価格改定のお知らせ

2024年もお米の価格が高騰していると話題になっています。まるごし農園は卸売り業者を通していないため市場価格の影響は少ないのですが、下記の理由により価格を見直すことにいたしました。

当農園の栽培方法は、農薬を使わず、購入する肥料もほぼありません。また作業は可能な限りひとりで行うので人件費は計算しておらず、最大限コストを削って経営しております。ですが、約1町歩の田んぼや畑で使用するトラクター、管理機、草刈り機、田植機、稲刈り機、脱穀機、さらに籾摺り機、選別計量機、精米機等の機械を使用するための燃料・電気代や修繕費、少なからず資材費があり、それぞれ値上がりして影響をうけています。また、人を雇わないことで人件費は発生していませんが、ギリギリの労働力を維持するための生活費もあがり、生産費用全体が上がってしまっている状況です。そのため、2024年産のお米から下記の価格に変更します。

 ●コシヒカリ(うるち米)   直販価格 白米 1000円/kg       玄米 950円/kg 

また、今まで配送料金は宅配業者の料金のみいただいておりましたが、今後は梱包資材、梱包手数料も含めた配送料とさせていただきます。変更した配送料は「商品のご注文」のページに記載しております。

商品のご注文 – まるごし農園

購入していただける方々も同じ状況と思い申し訳ない思いですが、余裕のない状態で続けており社会情勢の影響をそのままうけてしまっています。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

2024年 新米販売開始

9月下旬より約1か月間の稲刈りはぜ掛け脱穀マラソンも無事終了し、籾摺り、検査を経てようやく2024年産の新米を販売できるようになりました。今年は代かき、除草のタイミングがうまくいき、他の草の成長を抑えることができました。前年大豆を栽培した田んぼの稲は分けつも多く、成長も順調でした。しかし、出穂した穂が大きく籾数も多く、また、丈も伸び気味になり、登熟期に倒れてしまった田んぼが出てしまいました。周りにも倒れている田んぼが多く、9月の早い時期に稲刈りした田んぼでは、刈った株から生えてくる「ひこばえ」の成長が著しく、まるで新たに田植したかのようになって穂までつけていました。

今年は成長・登熟期間ともに気温・日射量が上昇し、集中的な降雨もあって、成長しすぎた結果倒れてしまったようです。来年はさらに根を広くはらせ、茎を太くさせるるように水管理、中干しをしていきたいと思います。

1万6千8百本

梅の花にミツバチ達がきています。生きる=動く、「動」の時期に入りました。

今年から借りる田んぼのお隣りの方に聞いた話です。

「若い頃、50町歩の山に1万6千8百本のヒノキを植えた。節の無い材木にすると1万円が1万5千円になる。それには直径14cmになるまで10年間は枝打ち。冬、モモまである雪の中を梯子を運んで、戻ってチェンソー運んで。枝打ちしていると腕にこんなに雪が積もってな。日が当たるように下草を刈って、間伐も全部自分でしてきた。軽トラが入れるように150mの道も作った。最後には7千5百本くらいになるかな。材木になるのは80年後だよ。息子か孫の代。

働いてた時は60kgの米を担いで、トラックに山のように積んで。あんたはなんとか農法もいいけど、えれぇことせずに儲かるもっと新しい農業やりなよ。」

2021春

春がやってきて、動きだしています。

旧正月、2021年が始まりました。

今年もよろしくお願いいたします。