“生命力に溢れた自然なお米を食べて、健やかな身体であって欲しい”
標高650m 北アルプスの麓、信州あづみ野池田町、堀之内地区に農園はあります。
大地に降り注ぐ 太陽の光 はとても 力強く、昼夜の寒暖差が大きいこの場所では、古くから美味しいお米や野菜が採れると言われています。
ここ信州に移り住み、我が子の食べる物が「安全で健康なものであって欲しい」という願いをもち、農薬・化学肥料を使わないお米作りを始めました。
除草剤・殺虫剤を使わないため、田んぼに入って草取りをし、自然界に普通にある病気や虫の被害を受けても健やかな稲となるように育てます。
前年の稲わらともみ殻、選別で弾かれた米や米ぬかを田んぼに戻し、微生物の力によって分解されたものが翌年の稲にとりこまれます。加えて北アルプスから流れてくる水にはたっぷりのミネラル分が含まれ、深く根を張り力強く育ってゆきます。
また、イネ科の植物ではない大豆を順番に作付けしていくことで、多様な生物を呼び込み、土の健全化とともに大豆の根粒菌の働きで養分をとりこむこともしています。
黄金色に実った稲を刈り取ったあとは、昔ながらの はぜ掛け をして天日で乾燥させます。それにより太陽の光とあづみ野の風を受け、残っている養分がゆっくりとお米の粒に行き渡るのです。
北アルプスの光、水、風を受け、虫や鳥、たくさんの生き物たちと共に育まれた、素朴ながらも滋味深い味のお米を是非ご賞味ください。
そして、お米作りを中心に、人も生き物も共に健やかに暮らしてゆけることを願いながら、模索して生きてゆく私たちを長い目で見ていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
まるごし農園 堀内 幹